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さもない日々

samohibi.exblog.jp

読書記録

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「自炊男子」に衝撃を受ける。
ただ単に、自炊する男の子の話かと思いきや。


「いただきます」「ごちそうさま」を
なぜ言わなければならないか分かりますか?
「いただきます」の意味の一つは、
「作ってくれた人の命をいただく」
ということです。
命とは時間です。
ある人が80歳で亡くなったとしましょう。
ということは、80年間という時間が、その人の命だということです。
今朝、みなさんのお母さんは、30分かけて朝ご飯を作りました。
今日の夕食、お母さんは、1時間かけて夕ご飯を作ります。
その朝ご飯にはお母さんの30分ぶんの命、夕ご飯には1時間分の命が込められているのです。
みなさんが生まれてから今日までの間、
お母さん、お父さんは、自分の命の時間を使って、
みなさんを食べさせてきたのです。
そして、これから親元を離れるまで、
ずっと、みなさんは、お母さん、お父さんの
命の時間を食べていくわけです。
「いただきます」の意味の一つは、
「作ってくれた人の命をいただく」
ということです。
食べ物を粗末にすることは、
作ってくれた人の命を粗末にすることです。
心を込めて、「いただきます」「ごちそうさま」を言いましょう。
食べ物を作ってくれた人に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。


大学の授業中の話のひとつです。
なーんか面倒くさい。堅苦しいと思うかもしれないけど、すんなり読めました。
九州大学大学院助教授である作者の、初めての小説らしいのですが、本当にすんなり、作中の大学生の自炊飯も美味しそう。
日本の農業についても興味深いのでした。
by ukokoro | 2014-11-06 19:46 | さもない話
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