「風に顔をあげて 平安寿子」
平安寿子さんの作品は好きで、図書館で見つけるたびに片っ端から読む。
主人公の風実は25歳プロのフリーター(本人曰く)。
今の私はプーの主婦で一見共通点は無いように思えるが、なーんか共感を得る状況だった。
これからの自分はどうすれば良いんだろう?と常に悩んだりとか。。
彼女は光を見出して、前に一歩二歩と踏み出し始めた的な終わり方をする所も救われる。
映画でもなんでも見終わった後、結構内容を引きずるタイプの私には明るい終わりが合う。
じゃないと、本当に引き戻されるのだ。汗
作品として終わってるのに、気持ちだけ行ったり来たりは本当に疲れる。
ラストは変えようがないから。
ある日気づいたこと。
私が借りてくる本の後ろに、ライン引きがあることに気づいた。
初めは「借りた人の子供さんがえんぴつでシャっと書いてしまったんかなー?」と思ってた。
でも、本当に結構な割合でこのラインが引かれてて、それもタイトルの横。
これ確信犯ですわな?
「この本読んだ」のしるし。
確かに読んだかどうか忘れる時もあるさ。
でも、公共の物に書き込みするなんて!
こんなん、あきませんよーっ!!